小説 さらさら

こんな小説を書いてみた

タイトル:友姫

2020年日本は戦争の真っ只中。
極東戦争が起き2年、九州での激しい戦火の中、最前線の中で俺は思った。全てはあの時気付いていたのに・・・・
人という者は・、なんて脆く儚く、無知であったろう
気付いていたのに、全てはしくまれた罠だった


それは雨の降る梅雨の日、彼女との出会いは、衝撃的だった
「次の受検者お入り下さい」
会社の面接の順番が来た俺は、調べ抜いた企業情報を話し、そつなく面談を済ませ待合室へ。

そこへ、ずぶ濡れの女性が駆け込んで来た。
「すみません!原田です。H大の原田友姫です。遅れてしまって、まだ大丈夫でしょうか?」
ソバージュのかかっていたと思われる髪は雨に濡れて、伸び伸びのラーメンのような状態だ。化粧は雪崩が起きた崖を思い出す。
こっ!これは!レーポーターが、台風の実況中継しているのを陵駕がしていた。そんなに凄い突風が吹いていたのか?

これはこれで俺のツボに入った!
この娘にあだ名を付けよう!んんん・・・?
あの前衛的な化粧の落ち方、何かを思い出す・・・

太陽の塔!岡本太郎の傑作!
大阪万博のシンボル!
OH~!太陽のシンボルよ永遠なれ!ジュテーム!
行け!負けるな太陽の塔!ここで引き下がったらお前は!
ラーメン大好き小池さんに降格だぞ!
俺の妄想は膨らむばかり。

すかさず、太陽の塔が言う!
「お願いします」深深と頭を下げる

そうだ!行け太陽!
既に省略!ん~~!面倒だ!ジョニー!
ジョニーって!太陽に吠えろの配役でいなかったけ?

もう適当。ジョニー行け!
大倉行け!意味不明の領域に来ましたよ!
ジョニーからジョニー大倉を連想。

大倉は頭を下げてまま、止まっている。
(よしよし!しょがないなぁ~!今回は特別だぞ!大倉君)
部長になった気分で許可を出す俺!

そんな妄想街道まっしぐらの俺を余所見に
場の静まり返った事といったら・・・・・
オイオイ!エンターテイメント性ナシかお前ら!

そんなこんなで数十秒、受け付けの男性が、眼鏡越しに大倉を見て
一言、「お名前をもう一度、言って頂きますか?」

そう来たか!チョビヒゲ!
セオリー通りの切り替えしかよ!ツマラン!お前の頭じゃそれが限度だな!だから、チョビでヒゲなんだよ!
求刑、コンコン!静粛に、チョビこと、チョビヒゲ麿にもみ上げ10cmの刑に処す!
京本政樹ばりのもみ上げを自慢出来るように精進せよ!
これにて一件落着!桜吹雪が舞い散るわ!
ここで修正、実際、チョビにはヒゲは生えていない。

大倉「原田友姫です」
チョビ「原田さんね」
資料をめくるチョビ!数秒経過・・・・

チョビ「原田さん、面接の日は昨日だよ!」
え~~~~~~~!
マジですか?大倉ちゃん!
遅刻どころか!昨日って!やっちゃったね~!
で!今日、ビショ濡れって!おてんば過ぎ~~~!
(もう採用!俺が許す!是非、当社に!)

正にアンタ主役だよ!オスカー候補!いや殿堂入りだよ!
ディープインパクトのようなその絶対的な強さ!
俺には聞こえるよ京都競馬場でファンファーレが!!
もう好き!一生ついて行きます。御主人様!
絶対服従だよ。
おっといけない。
現場一筋25年、記者魂が萌える。
どう出る大倉!

大倉「申し訳ありません。無理は承知です。ご検討下さい」
その粘り。舞の海を思い出す。
頭にシリコンを入れてまでして角界に入った舞の海と同じ気合だ
土俵際、待ったナシ。相手は小錦だ。200kgオーバーの巨体にどう挑む!飛べジョニー!八艘飛びだ!

チョビ「通例ではあり得ないんだよ。社会の常識に当てはめてごらん。他の面接者が待っているしね」
チョビ、張り手だ。王道のプッシュプッシュ!
これはたまらん!ここで一蹴されるのかジョニー?

大倉「お願いします」頭を下げ続ける。
正攻法できたなぁ~!一押しせんと、ウッチャられちまうぞ!
土俵際の和田の山親方、いかがですか?
(いや~!厳しいと思います。正面に入り過ぎましたね~!)
親方衆もそう言っているぞ!太陽!

太陽「有難う御座います。面接の前に化粧室に行かせて下さい」
え~~~~~~!
俺は聞きづてならない言葉を聞いたのか?
夢?夢ならこのまま覚めないで。

って!オイ!
皆、ビックリまなこだよ!
チョビも動揺を隠せない。絶句!
あっ!チョビのヒゲが無い!余りののディープインパクトにヒゲが飛び散ったか???
もとい!元から無い。

すかさず、太陽が言う
「化粧室はどちらですか?」
元チョビ事、ヤッサンは指を指すのが精一杯だった。

和田の山親方いかがですか?
(いや~!凄い決まり手ですね~!こんな技見たことありませんよ。)
そうでしょう!そうでしょう!
こんな手があったなんて諸葛公明でも編み出さないわ。

俺の目に狂いは無かった。
輝きまくりだよ。神に会ったよ母さん!
(年末には帰るよ!荷物は郵パックで送るからね!
ps息子から娘に変りました。驚かないで!)
え~~~~~~~!
みたいな感じ?

キュルキュル!妄想ストップ。
ヒロインは既に化粧室へ。
興奮冷め止まない俺
これは恋だ!
絶対そうだ!

3文字で言うならト・リ・コ。
そう鳥子。バサッバサッ!
大空を羽ばたくよ!アハハ、僕は自由だ。どこへでも行ける。
妄想がピークに達した頃

太陽が戻って来た。
素顔を拝見。
え~~~~!眉毛が無い!
化粧を落としたのは分かる。落ち着け~!俺!

良く見ろ!それは蜃気楼だ。
砂漠の中、見つけた泉、そして椰子の木。
ハシャギ過ぎだぞ!ポクポク!

気を取り直してフレームイン。
やっぱり無いよう~!ザパ~!
東映のオープニングのようなしぶきが俺を襲う
フウフウ ハァ~!ラマ~ズ法だ

落ち着け~!
パーツで見よう
目!
おっ!クリットして睫毛は長い!
良し良し!
3塁にランナーはいる
続いて鼻!
小さくて可愛らしい!
2塁にもランナーはいるな!
続いて口元!
薄くて品がある
オーシ!逆転のランナーだ
ネクストバッターズBOXにいる打者は?
と全体を見渡す

ガ~ン!
太陽よ!どこぞのレディースだよ
かつ上げしないで下さい。
8じゃ~!飛んでみな?チャリーン♪
持ってんじゃねーか!さっさと出しな!)

目眩が襲って来た。
鑑定士として生きて来た私の真偽眼がここまでか!ガフッ!

太陽は俺の横の空いている席に座ろうとしている。俺に会釈をして来た。
笑っているんだろうが。
怖い。ガンつけられているようにしか見えない。

これが恋?
聞こえて来るあの言葉
「クララの意気地なし!!え~~~ん!!」

そうこうしている間にサンは座っていた。
太陽=サン
恐怖と闘いながらも勇気を振り絞りサンの方を見た!

小刻みに震えていた。
実は小心者?演技派女優?
緊張から開放されて震えているのかい?
気を許す俺

続く
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by akirablog | 2006-05-02 00:13 | 頭の中で
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ド~ンと誇りを持て!
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